少森寺webお試しミニ版


さて、人知れずこっそりお試し版が配信され、人知れず四日間で配信が終わった少森寺編。
コナミゲームソフトトップの更新情報に一切載せなかったのは何の意図があるのか気になりますが
とにかく全国一億人の方々がこのweb配信に気付かなかったであろうと推測されます。
想像してみましょう。あれだけ楽しみにしていた体験版がいつの間にか配信が終わっていた
諦めてパワポケ9発売まで待つでしょうか。
頑張ってプレイした人を探し出して詳細を聞き出すでしょうか。
…どちらも賢明な策とは言えません。
思い出すんです。もしかしてこんな時、あいつなら何かやってくれるんじゃないかと。
そうあいつだ、KPBだ、KPBならなんとかしてくれる――
そうです、困った時にはここを頼ればいいんです。
そして僕は皆さんの期待に応えるべく少森寺編のイベントを書き写しました
これで少森寺編トークで盛り上がる友達の輪に入ることができますね。

…となる予定だったんです。ですが世の中巧くいかないものです。
いつになってもweb配信が終わりません(´・ω・`)
ですがまあせっかく重要そうな文章は全部保存しておきましたからね…
もったいないので無意味にも公開に踏み切る運びとなりました。

しかしまあそのまま載せたんじゃなんかつまんないんですよ…
いや別にゲーム中の文章がつまらないと言うんじゃなしに
大抵の人は体験版をプレイ済みなわけですし、ほとんど同じイベントしか起きませんから全部見たことあるでしょう。
なので…ちょっと主人公の性格を改変しておきました。チャネラー風に。
つまり主人公のセリフだけ原文と違う可能性がありますのでご注意下さい。
あとは一部会話のつながりがおかしくなってるかもしれませんがそこは想像力でカバーです。

さて、それにしても公式サイトで配信されると言ってからだいぶかかった気がしましたよね…
ほんとに配信されるのか心配になった頃にようやく公開となったわけですが…

かなりありがちなミスを犯しています…こんなんで大丈夫なのかいささか不安になってきますね…
まあ確かに当初は小森寺で合宿したかったんですからね…あながち間違ってないのかもなと。
ま、細かいことは気にせず早速プレイ開始です

プロローグ
「ごめんくださーい!」
「このような山奥にある、当寺院を訪れたのはどなたですか?」
リグスですが何か。」
「ほう、では修行の希望者ですか?」
「修行?」
  (まあ、野球の練習だし、修行かな。)
「ええ、そうです。」
「なるほど。では、中へどうぞ。」
「……。それにしても大きなお寺だなぁ。こんなすごい場所で、
   タダで合宿ができるなんて、ラッキーだよな。」
(…回想…)
「ああ、また試合に負けてしまった。卒業までには、一勝ぐらいしておきたいよなぁ。」
「なあ、みんな。今度の夏休みのことなんだが。
   みんなで強化合宿をしないか?」
「kwsk」
「オレの親戚の寺なんだけどさ夏の間中、借りられそうなんだ。」
「ktkr。行こう行こう!」
「よーし、じゃあ合宿でパワーアップして秋の大会は優勝だ!」
(…回想終了…)
「お前が入門希望者か。」
「はい。」
  (…大きい人だなぁ。)
「あの、みんなはどこですか?」
「…みんな?」
「高校の野球部の連中ですよ。俺だけ寝坊して、
   バスに乗り遅れちゃったんです。」
「それは妙だな。今日この寺に来たのは、お前だけだ。」
「な、なんだってー?ここって小森寺ですよね?」
「いや、少森寺だ。」
「誤爆スマソ、失礼しました!」
「おい、待て。どこへ行くつもりだ。」
「えっ?いや、ですからここに来たのはまちがい…」
「理由がなんであろうと、この寺院の門をひとたび通った者であるならば、
   修行を終えることなく外の世界に帰すわけにはいかん。そういう決まりになっておる。」
「ちょwそれって、つまり、ここで修行をしていけってことでFA?」
「ウム。」
「うはwwwおkwww把握www」
「喝ーーーーッ!郷に入りては、郷に従うべし。
   さあお前たち、その者を修行房へ連れて行け。」
「ハイッ!」
「うわなんだおまえやめr…」
(…こうして
 俺の修行の日々が始まった…)

一日目
(少森寺、一日目の朝)
「おお、アンタが昨日入門した新入りでやんすか。
   はじめまして、よろしくでやんす。」
「ああ…よろしく。俺…入門するつもりはなかったんだけどね。」
「?まあ、とにかく元気を出すでやんす。オイラは三田でやんす。」
「俺の名前は、リグスだよ。君も高校生?」
「そうでやんす。この夏休みの間だけ、ここで修行するのでやんす。
   なにか判らないことがあったら何でも聞いてほしいでやんす。」
「じゃあ、ここから出て行く方法はないかな?」
「修行期間が終われば、イヤでも出られるでやんすよ。あと40日でやんすね。」
「それじゃ、夏休みが終わっちゃうじゃないか!
   俺は野球の練習を、しなくちゃいけないんだよ!
   やっぱり、逃げ出すしかないな。
「ここから逃げる?そりゃあ、無理でやんすね。
   修行がイヤになって逃げようとする奴は多いんでやんすけど、
   いまだに誰も成功してないでやんす。」
「そんなに監視がきびいしのか?((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル 」
「この寺の僧侶は全員武術の達人でこの山のこともよく知ってるでやんす。
   うまく寺から抜け出したとしても山道で迷って、
   ふもとにつく前に捕まってしまうでやんす。」
「…そういえば、この寺ってかなり大きな山の上にあったよな。」
「コラッ、そこ!いつまでもムダ話をしていないで、早く修行房へ行くんだ。」
「修行房?」
「あ、『房』というのは部屋とかそういう意味でやんす。
   4つの房のうちから一つ選んで今日の修行を積むのでやんす。」
(しょうがない、今日はここの様子を知るためにも修行しておくか。)

百虎房
(Aの百虎房=筋力を選択)
「おい、おまえ!ここはなんという房だ?」
「ええと、百虎房です。」
「そう、ここは百虎房だ。おまえ達のようなピーマン野郎を
   動く筋肉のカタマリに訓練するのがこの百虎房での修行だ。…わかったか?」
「はっはい。」
「返事には、サーをつけろ。」
「えっ?愛ちゃん?」
(イエッサーでやんす!)
「ああそうか、てっきり卓球でもするのかと思ったよ」
「よーし、新入りという点に免じて今日は大目に見てやろう。
   俺は六学院だ、よく覚えておけ。」
「イエッサー!」
「この房では、3段階の練習ができる。『逆さ腹筋』、『ドラ打ち』
   そして『岩石スクワット』だ。どれか一つを選ぶのだ!」
「さっそくはじめます!」
「よーし、がんばれ!」

先輩たちとの出会い
「なれない練習で筋肉が痛いよ。」
「あまり無理な修行をするとケガをしちゃうでやんす。
   体力が減っているときには回復房で休んだ方がいいでやんす。」
「そんなところがあるのか?!じゃあ、そこに毎日行ってればいいんじゃまいか。」
「そういうことをしているとサボっているとみなされて
   先輩たちにしごかれるでやんす。」
「先輩?」
「こら、そこ!庭の掃除をさっさと終わらせろ。さもないと夕食抜きだぞ。」
「ひょっとして、あの人も先輩の一人?」
光山先輩でやんす。まじめに掃除しないと、
   後でひどい目にあわされるでやんすよ。」
(…
「やれやれ、やっと食事の時間か。いただきまーす。
   …………。あれ、たったこれだけ?」
「精進料理ってやつでやんすよ。
   一応、ここはお寺でやんすから料理に肉は入ってないのでやんす。」
「それで、豆と野菜だけという罠?これじゃあ力なんて出ないよ!」
「そんなことはない!」
「え?」
「ああ、これは失礼しました。しかし寺の者は、
   みな同じものを食べているのです。君もすぐに慣れますよ。」
「はぁ…」
「おっ?いかんいかん。自己紹介がまだであったな。
   拙僧の名前は寺門 男!…とでも、言っておきましょう。」
(「とでも」って…)
寺門さんは、このお寺にずーっと住んでいるのでやんす。拳法の達人でやんすよ。」
(ここにずっと住んでいる?)
リグスです、よろしく。」
「では、拙僧とともに今後とも修行にはげみましょう。わははは。」
「は、はい。」
  (…俺は、この先どうなっちゃうんだろう。)

師匠との出会い
「今日は門の掃除か。これ、ムダに大きいよなぁ。」
「…………。」
「あれ、おじいさんだ。こんな山奥のお寺に何の用だろう?」
「ち、ちがうでやんす!あの方は、ここの僧院長でやんす!」
「えっ、じゃあ、一番エライ人なの?」
「みんな、師匠って呼んでるでやんす。」
(…
師匠、お疲れ様です。」
「うむ。」
(…
ダンさん師匠は、親子みたいな関係らしいでやんすよ。」
「…………そうだ!一番偉い人なら、事情を話せば
   俺を解放してくれるはず!師匠!お師匠様ー!!」
「おや、あれは新しく来た修行の者じゃな。」
「はい、リグスといいます。
   昨晩、共に修行を励むことを約束いたしました。」
「へ?あっ、いや、それはちょっと…」
リグスよ、ダンをよろしく頼むぞ。」
「あ、あの…えーと?」
「さーて、今日も元気に修行に励もうではないか!」
「………orz」

朱雀房
(Bの朱雀房=技術を選択)
「おや、そこのあなた。ここでは、初めて見る顔ですね。」
「はい、ここに来るのは初めてです。」
「ふむふむ、なるほど。途中参加の者がいると聞いていましたが、
   あなたのことですね。私は、この朱雀房をまとめる進藤です。よろしく。」
「あ、どうも。リグスです。」
「朱雀房では、3段階の練習が選べます。『回転棒』、『柱上練習』
   そして『十八銅人』。どれか一つを選んで練習しなさい。」
「さっそく修行開始します。」
「では、始めて下さい。」

脱走
「おい、ちょっとふもとの町まで買出しに同行してくれ。」
「はい。………。え、町?!」
   これは脱走の千載一隅の大チャンス!キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!! 」
(…
「よーし、それでは行きますよ。」
「はい!」
(人大杉。しかもチャン太先生が引率とは。)
「あきらめたら負けかなと思っている」
(絶対にチャンスがあるはずだ。あきらめないぞ。)
(…
「はぁはぁはぁ…やったぞ、隙をみて逃げ出せたぞ!ここまで走れば大丈夫だろう。
   おや、グラウンドだ。どこの学校なんだろう。」
「少森中学校ですよ。」
「うわあっ?!?」
「どうしました?そろそろ山へ帰りますよ。」
「………。」
  (脱走無理ぽ(´・ω・`)

青龍房
(Cの青龍房=すばやさを選択)
「よく来たな、リグス。ここは、すばやさを鍛える青龍房。
  そしてこのワタシはこの房の責任者であるところの双利一だ、シュッ!」
「シュ?」
「気にするなこれはあくまでワタシの口癖で深い意味は無い
  だから聞き流して問題はないシュシュッ!」
「え、えーと…日本語でおk。」
「相手の攻撃など当たらなければ意味がない、シュッ!
  逆に、こちらの攻撃を当てるには相手が防御するより早く動けばよいのだ、シュッ!」
(早口だなぁ。)
「ここでは3種類の練習がある『丸太ジャンプ』『布走り』
  『地獄カラクリ』だ、シュッ!では、始めて下さい。」
「さっそく修行開始します。」
「よし始めろ、シュッ!!」

寺門
「やあ。」
「え?ああ、ええと…」
寺門だよ。寺門男だよ。いいかげん覚えろよな。」
「正直すまんかった。」
「まあ、そんなことはいいけどさ。
   ところでお前、外の世界から来たんだよね?」
「そりゃそうだろう…常識的に考えて(AA略」
「いいなぁ〜〜。オレなんて、この寺から出たことないんだぜ。」
「あるあ…ねーよwww」
「そうだよ。オレなんて赤ん坊のころに、この寺の前に捨てられたんだぜ。
   名前も寺の前だから『寺門』なんて苗字を勝手につけられたんだ。
   以来20年近く、寺の外に出たことすら無いんだ。あきれるだろ?」
「なあに、かえって免疫力がつく。」
「でさぁ、外の世界ってどうなんだ?
   外の世界の連中ってどんな拳法の技を使うんだ?
   やっぱり、達人とかすごいのか?」
「う〜〜〜ん…拳法を使う人は、そんなにいないかな。」
「ええ、いないの?…そうなのか…
   じゃあさぁ、どんな奴がいるんだ?坊主頭以外の奴も多いんだろ?」
「たしかに、坊主頭は稀哲くらいだなぁ。
   そういえば、紫や黄色に髪の毛を染めてる奴とかいるけど。」
「ええええ!なんだよそれ!
   いいのか?そんなことして怒られないのか?」
「う、うん。まあ、個人の自由だし…
   でも俺たち学生がやると、生活指導の先生に怒られるかな?」
「う〜〜〜ん…そうかぁ…個人の自由なのか…
   …で、生活指導って、なんだ?」
「え?生活指導っていうのは…」
「これ!お前たち、いつまで油を売っておる。」
「あっ、お師匠さま!申し訳ありません。」
「すいません、すぐ修行に戻ります。」
「うむ。」
「ひょっとして、師匠みたいな人を生活指導の先生って言うのかな?」
「う〜ん…ちょっと違うかな…」
「そうか…難しいんだな。じゃあな。
   また、話聞かせてくれよな。」
「う、うん。」

三田と光山
「そういえば、三田君はどうしてこの寺へ?」
「親と約束したんでやんす。夏休みの間、この寺で修行すれば
   なんでも好きなものを買ってくれるのでやんす。」
「ああ…なるほど。この寺で規律正しい集団生活を学べってわけか。
   そういえば、同じ歳くらいの奴も大勢いるな。」
「オイラみたいなの以外にも格闘技の勉強に来てる学生も大勢いるでやんす。
   この寺出身の格闘技選手って結構いるらしいでやんすよ。」
「( ・∀・)つ〃∩ヘェーヘェーヘェー」
「ふはははは。」
「さあ、今日も修行房に行こうか。」
「そうでやんすね。」
「おい、ちょっと待て!」
「だが断る。」
「俺が意味深に笑ってるのに無視するな!」
「え。」(かまって欲しかったのか?きんもーっ☆)
「というわけで、もう一度行くぞ。」
「ふはははは。」
(はいはいわろすわろす)
「どうしたんです、光山先輩。」
(↑棒読み)
「実は俺も格闘技のためにこの寺に修行に来ているんだ!」
「そうですか、それはすごいですね。」
(↑棒読み)
「じゃ、修行に行ってきますノシ」
「…………。気に入らない奴だな。」

玄武房
(Dの玄武房=体力を選択)
「ここは玄武房である。修行において、必要なのはまず忍耐だ。
   技の上達には、鍛錬以外の道はない。
   そして、鍛錬を続けさせるのが忍耐だ。
   つまり、何事も上達を欲するのならば忍耐をまず鍛えるべきなのだ。」
「真面目そうな先生だな。」
チャン太先生でやんす。」
「そこ、私語はやめたまえ。おや、そこにいるのは新顔だな。」
「何を今更。」
「この房では、3段階の練習が選べる。『桶ランニング』『丸太ダッシュ』
   『ガケ登り』だ。どれか一つを選んで修行しなさい。」
「さっそく修行開始します。」
「よし、がんばるんだぞ!」

エピローグ
(これはwebお試し版です)
「いやあ、お疲れ様でやんす。」
「確認するけど、これなんてエロゲ?」
「パワプロクンポケットの雰囲気を味わってもらうためのお試し版でやんす。」
「野球がほとんどからんでこない件について。」
「パワプロクンポケットシリーズは毎回そういうノリでやんすよ。
   ただ、これはお試し版なのでイベントも少ないし、
   ゲームもずいぶんと短かったでやんすけどね。」
「パワプロクンポケット9でもこんな拳法のサクセスだけなのか?」
「とんでもないでやんす!」
   
「サクセスのボリュームも、5倍ぐらい大きいそうでやんす。」
「ええと…じゃあなに?この少森寺編って、
  実はダウンロード配信のためだけに作られたゲームだったってわけ?」
「難しい言葉でいうと販売戦略ってことらしいでやんす。
   まあ、いわゆる駅前で配ってるミニティッシュと同じでやんすね。」
「……それがパワポケクオリティか。」

「パワプロクンポケット9」は
 2006年12月7日発売です。

アニヲタな筆者はこのシナリオからつい梁山泊を連想してしまうんですが、
まあ『史上最強の弟子ケンイチ』なんて誰も観てませんよね…
しかしあれと何が違うかというと女っ気が微塵も感じられないところです。
あのアニメはしぐれさんがいるからまだ観れるんであって…てのはどうでもいいとして、
女性キャラが登場しないサクセスなんてかつてあったでしょうか…
それも日に日にギャルゲー化してるパワポケでですよ…
これからどうやってパワポケの雰囲気を味わえばいいのか若干疑問に思えてなりません。
まああくまで体験版ですし、収録されてるのにはこっそり女の子が追加…
…されることは無理なんですね。TGSで配布されたものはちゃんと40日プレイできまして、
まあ当然これ以外のイベントもけっこう見れたわけですよ。
その中に寺門この世は男しかいないと思っていたというイベントがありましてですね…
まあ主人公の後から入門するなどすれば不可能というわけでもないでしょうが…
とりあえず…まあこの体験版では正直何一つわからないと言っていいでしょう。
TGSで配布したものと同程度かそれ以上のものが配布されるべきだと思いましたよ。
あれだけ待たせておいて、これだけでは物足りないと言わざるをえません。
まず一番重要なミニゲームができませんからね…これは問題ですよ。
完全クリアというか、まあベストエンドはを目指すには多分最終日にミニゲームラッシュです。
あのゲームは何気に面白かったようなそうでもなかったようななのですが、
なんか…少森寺編のメインといえばあれでしょうね。

ただ、いつか書いたように40日間やったってまともな選手ができないんですよ…
巧く経験点の加算法を調整してくれないと誰もやってくれない気がします…
まあこれは三番目のサクセスという位置づけですから
つまりは他の二つのサクセスはこれよりも上というはずなんですよ。
僕としてはそっちの方に期待しておいた方が無難かなと思いますね。

まあweb配信というアイデアは良かったと思います。今後続けて欲しいものですよ。

パワポケトップへ     

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