犯人確保まで


喫茶ロールパン
定期:1年目5月4週 後
ミルキー通りを歩いていると茶店を見つける。
「『喫茶ロールパン』?パン専門の店かな?」
入ってみることにする湯田リグス
(カランコロン…)
「いらっしゃい。店長の山形です。」
パン屋じゃないみたいだなと言うと、
「ははは、店の名前でしょ?来る人はみんな、そう言いますね。」
「じゃあ、普通の喫茶店なんですか?」
少し違うらしい。
「うちは健康食材や漢方を主体にした食材を扱っている、身体にやさしいお店なんですよ。」
とスペシャルドリンクを薦めてくる。
「なんだか、うさん臭い感じがするでやんす…」
「じゃあ、こうしましょう。今回はタダで召し上がって下さい。
   もしそれで効果が出たら、常連客になってくださいね。」
もし出なかったら一生タダで飲んでいいらしい。
「なら、飲ませるでやんす!」
と出てきたスペシャルドリンクは意外と普通だった。
「バナナジュースみたいでやんす!」
「どうぞ召し上がって下さい。」
(ゴクゴクゴク…)
  「どうです?」
「そんなにすぐに効果が現れるものなんですか?」
すぐの人、半日後に現れる人。色々らしい。
「オイラ、ちっとも変わらないでやんす。」
「まあ、人それぞれですから。」
そろそろ帰ろうと言うリグス
「ジュースありがとうございました。」
「いえいえ、また来て下さいね。」
「一生タダで飲みに来るでやんす。」
(ポカッ!)
(カランコロン…)
「やっぱりインチキでやんすかねぇ?」
悪い人ではなさそうだと言うリグス
「そういう奴こそ悪い奴なんでやんすよ。」
「おいおい、湯田君……おおお…あれ?なんだか身体が熱いぞ!」
効果が出たのかと驚く湯田
「おおおお!」
「す、すごい!あの喫茶店すごいぞ!」
「オイラはなんともないでやんす…」
変動:体力+100体力最大値+2

売り切れたので別のはいかが?
うろつき:喫茶ロールパン1回目
山形に挨拶する。
「やっぱり来てくれたんだね。」
「この間のドリンク。あれ、すごいですね!」
「君には効果がバツグンだったようだね。」
今日ももらえるかと聞くと、
「…ああ…残念。売り切れちゃったんだ。」
あまり材料が入ってこないらしい。
「だからすぐに売り切れちゃうんだ。」
どんな材料か聞くと、
「南の島で採れるらしいんだけど、栽培が難しいみたいなんだ。
   以前はよく手に入ったんだけど、数年前その島で事故かなにかがあって、
   人手が減ったんだって。それで、最近ではあんまり手に入らなくなったんだよ。」
他のは飲むかと聞いてくる。
「スタミナドリンク」
「じゃあ、これを下さい。」
「はい、どうぞ。」
(ゴクゴク…)
  「美味しいですか?」
「今日飲んだのもなかなかいいですね。身体の中から力がわいてくる感じです。」
「そう言ってもらえるとうれしいよ。」
変動:体力最大値+2

スペシャルドリンク2回目
うろつき:喫茶ロールパン2回目
「例のあれ、あります?」
「…うーんどうだろう?あと1杯作るくらいならあるかな?」
まぁ大丈夫だろうと作ってくれる。
「はい、スペシャルドリンク。」
「いただきまぁ〜す!」
(ゴクゴク…)
「プハァ〜!うまい!」
変動:やる気+1体力+50体力最大値+4打ち身肩こり腰痛胃炎治る

取り置きはダメ
うろつき:喫茶ロールパン3回目
マスター…例のあれ、あります?最近、疲れが全然取れないんですよ。」
「野球選手ですから、仕方ないですよね。ですが、残念ですね。
   先程、同じチームの湯田さんがこちらにいらっしゃいまして、お飲みになったので最後です。」
今日の分は売り切れのようだ。
「どうです、他のドリンクでも?」
「う〜ん…今日はスペシャルドリンクが飲みたかったなぁ〜。
   あ!そうだ!マスター、毎日予約するから俺の分、置いといてくれない?」
「…すいません。常連の方にこう言うのは失礼なんですが
   鮮度が命のドリンクですので、先に来られた方にお出しする決まりになっているんです。」
「それなら仕方ないなぁ…じゃあ、今度は早く来て絶対飲ましてもらいますよ!」
変動:やる気−1体力+10

引越ししたまま
うろつき:石中の寮1回目
「それにしても…部屋がダンボールだらけですね。」
ものぐさでしょうがないらしい。
「3年前に引っ越してきた時から、まだ一度も開けてない箱もあるよ。」
中のものは使わないのかと聞くと、
「最初のころは、必要なものを1つ1つ開けては探していたんだけどね。
   最近は探すのが面倒になって、服とかは新しく買ってるよ。」
「それならいくつか処分してもいいんじゃないですか?」
「うーん、たしかにちょっとジャマだが中身がわからないし、
   それにもったいないから捨てられないよ。」
そんなものかと言うリグス
「なあに、そのうちにオレもこの寮から出て行くことになるだろ?
   そのときには、今よりも広い部屋になるはずだから、ちゃんと箱の中身は出すよ。」
(たぶん、引っ越し先でもこの箱は未開封のままってことになりそうだな。)
変動:体力+30仲間評価+2

電磁波測定器
うろつき:石中の寮2回目
「なんですか、これは?」
「それは、電波測定器だよ。」
と答える石中。なんのためのものかと聞く。
「電磁波は人体に有害だって言うだろ?」
と電子レンジを作動させ、測定器を使い始める。
「測定値12? どういう単位なのかわかりませんけど意外と電波って出てないんですね。」
「甘いな。正面は確かにそうだが、側面や背面は…」
「うわ、50超えてる!」
正面は特殊なガラスのおかげで電磁波が弱まっているらしい。
「この実験から、この電子レンジを使う時、正面に立っていると一番安全だとわかる。」
他にもテレビとか携帯とか計測すると面白いらしい。
「…よし、今日は晴れているし外に計測に出かけるか!」
「えっ? いや、俺は遠慮しますよ。」
「そうか? 店先の看板とか電気屋の中とか計測すると面白いのになぁ。
   あ、そうだ!ガイガーカウンター(放射線測定器)なら行くよな?」
「…………それも遠慮します。」
変動:体力+30.、仲間評価+2

震波測定器
うろつき:石中の寮3回目
「なんですか、これは?」
「それは、震波測定器だよ。地震のゆれを測定する機械さ。」
「こういうのが好きなんですね。この部屋で観測してるんですか?」
とここで記録を見つける。昔のようにつけ出したらしい。
「地震が起きる前兆を観測…」
「ちょっと見せてもらってもいいですか?」
(! …これによると、毎週火曜と木曜の深夜に地下で振動が起きているぞ。)
「ありがとうございました。」
「そんなに面白かったか?」
「えっ? いや、まあそこそこ。」
「…変なやつだな。」
変動:やる気+2体力+10仲間評価+1

カーチェイス
定期:1年目12月1週 後
本部から電話が入る。
「緊急連絡、容疑者の位置を特定。座標コード90167のB!」
「よし、すぐに行く。」
(寮の前…
「あれ、こんな時刻なのにどこに行くでやんす?」
「すまない、急用なんだ。」
「門限まで、あと1時間…………って、人の話は聞くでやんす!」
さっさといってしまったリグスに怒る湯田
(ゴールデン銀座…
「例の薬のルートから見つけたのか。ずいぶん時間がかかったな。」
「おまけに見つかったのも、偶然よ。」
白瀬によると警察が別件で逮捕した、密輸業者からの情報らしい。
「ほら、あれ。」
赤い髪の男を指差す。
「聴力が強化されてるとまずい。もう余計なことはしゃべるなよ。」
リグスは接触を試みる。
「ん?なんだよ、にいさん。オレになにか用かい?」
「あんた、金井さんだね?」
「CCRだが、二、三質問がある」
「CCRぅ?質問の中身はわかりませんが…
   とにかく答えはコレだぜ!」
(バンバンバン!)
リグスッ!」
(パン!パン!)
金井、無駄な抵抗だ! お前は包囲されている!」
白瀬が銃を突きつけると、
「ハアアアッ!」
(ズガーン!)
「ウソぉ…壁を壊して逃げた?!」
「ほとんどバケモノだな、あれは。」
「あれっ、無事だったの? 形見に何をもらおうか、考えてたのに。」
「防弾チョッキ着てたんだよ! …正直、命が縮んだけどな。
   さて、おしゃべりはその位にして早く金井を追いかけよう!」
(…
「いてて…こんちくしょうっ!」
(タタタタタッ…………)
「あ、車に乗って逃げる気だ!よし、俺も車で追うぞ!」
(タタタタタッ…………)
「えっ?! ちょっと、私も乗せてってよ!」
(ミニゲーム…
「さあ、観念しろ!」
窮地に追い込まれた金井だが、
「ボウヤ、ちょっとおじさんの盾になってもらうぜ!」
「なっ!?人質をとるとは卑怯だぞ!」
「うるせえ!作ってもらった恩はあっても実験動物あつかいはごめんだ。」
何を言ってるかわからないリグス
大神のところのイヌのくせになにをとぼけてやがる!
   おれは工場にはもどらねえぞ。さあ、武器を捨てないとこの子供がどうなっても…」
(ドン!)
「あ…れ?」
(ドサッ!)
子供は逃げ出すことができた。
金井?!」
(タタタタタッ…………)
「誰だ、いま撃ったのは!」
銃を構えた灰原が出てくる。
「えっ、隊長?」
「急所をはずすつもりだったが…………どうだ?」
「残念ながら、死んでます。」
「こいつからイモヅル式にサイボーグたちを見つけられると思ってたんだが、失敗したな。」
(サイボーグたち?)
「そういえば、さっき金井は変なことを言ってました。」
「オレの位置からは良く聞こえなかった。あとで報告書に書いておいてくれ。」
灰原はスタスタと行ってしまう。
(どうも、俺の知らない事情がありそうだ。)
変動:体力−10体力最大値+2寿命−5白瀬好感度+1

山形軍団との対決
定期:2年目12月1週 後 喫茶ロールパンに3回行っている ※訂正情報提供:基地外様
山形を待ち伏せるリグス

「お、店から出てきたぞ。」
(スタスタ…)
(おや、いつもと帰る方向が違うな。どこへ行くつもりだ?)
(海岸の倉庫…
「おーい、そこの。つけて来てるんだろ?出て来いよ。」
黙って顔を出すリグス
「ああ、やっぱり君か。」
「あのスペシャルドリンクの成分を調べてみたんです。
   強力な常習性と、後遺症のある成分が含まれていますね?」
気がつかなかったととぼける山形
「とぼけるな! あのジュースの主成分の『幸せエキス』普通の人間じゃ手に入れられない
   代物じゃないか。こういう犯罪の取り締まりは本来の任務とは違うけど、
   あんたを野放しにしておくわけにはいかない。」
「うーん、こっちも本来の任務とはちがったんだけどな。ちょっと調子に乗りすぎたんだ。」
「本来の任務…だって?」
「そう。偶然だけど、お互いに本来の任務を立派に果たしていたんだ。」
「…あんた、サイボーグだったのか?」
銃を突きつけるリグス
「どうして今日、ここに誘い込んだかわかるかい?」
ワナだったと気づくリグス。
「戦って、俺に勝てる自信があるからか。」
「いいや、ついに俺の軍団が完成したからさ。」
「かわいい連中だぜ?あーはっはっはっは!!」
(ガチャ、ガチャ、ガチャ…)
「な、なんだこいつらは?!戦闘用ロボットの大群じゃないか!」
「お前ひとり倒すのには、ちょっと大げさすぎたかな?」
やるしかないと対決することにする。
(ミニゲーム…
(どがーーーん!)
「あああ、オレのロボット軍団が…」
「…結構手強かったが、あとはお前だけだ。」
「工場破壊用の戦力だったのに…くそ、こうなったらオレが!」
(バキ!)
「銃を使うまでもないな。あの数のロボットを操っていたということは、
   お前自身は戦闘向きじゃないということだ。
   ところで、工場ってなんのことだ?金井も同じ事を言ってたが。」
大神の地下工場に決まってるだろ。」
大神と言ったので、
「どうやら、じっくり話を聞かせてもらう必要がありそうだな。」
「フン、お前にゃ無理だね!」
「伏せてっ!」
(ダン!ダン!ダン!)
「ぐわぁあああ…」
(バタッ!)
白瀬!? なぜ撃った!」
「えっ? ごめんなさい! そいつの言動に危険を感じたから。」
「…こいつ、起爆装置らしきものを持ってる。道ずれに自爆するつもりだったか?」
(…ただのハッタリだったかもしれないが。)
「あ〜、良かった。助けに来たつもりで、大チョンボと思ったじゃない。」
確信があったとしても白瀬のようにためらわずに撃てたか悩むリグス
「どうしたの、深刻な顔をして。さっさと応援を呼んで、現場の調査をしてもらいましょ。」
(食堂…
映子謎の人物が話し合う。
「…山形の部隊が全滅した。」
「ええっ?!それじゃ、もうネタ切れじないですか。」
黙り込む謎の人物映子は、
「も、もう、逃げましょうよ。どうせなら、逃亡先は南の島で!」
「…いや、まだだ。半数以上の同士を失ったのに、あそこをあのままにはできない。」
変動:
80000点以上→各経験点+35
70000点以上→各経験点+30
50000点以上→各経験点+25
    それ以外→各経験点+20   ※難易度「むずかしい」の場合です

地下工場潜入
定期:1月2週 後 金井・山形のミニゲームをクリア 石中の寮を3回以上うろつく
「どうしたの、いきなり呼び出して。」
白瀬に本を渡すリグス
「ホッパーズ球場周辺の開発記録?これがどうしたのよ。」
「…ここに、球場が作られたときに運び出された土の量が書かれてる。
   海岸の埋め立てに使われたからなんだけど、その量が多過ぎるんだ。」
試算によると深さ15m以上の縦穴になるらしい。
山形が言ってた『地下工場』、そして地下の定期的な震動…」
「それって何の話? 私は聞いてないよ。」
「…俺の結論は、球場の地下に大神のサイボーグ施設がある、ということなんだ。」
ここは町の真ん中だと言う白瀬
「秘密工場なら山の中とかにしないの? 」
「ここに作る理由はいくつかある。まず、資料を運ぶための交通の便がいいということ。
   大規模な工事をしていても、球場とその関連施設の改装ということで世間の目があざむけたこと。
   最後に大勢の人間が出入りしても不思議がないということだ。」
「球場に地下工場への出入り口があるということ? でも、人間はそれでいいとしても
   原料を持ち込んだり製品を出荷するのはちょっと無理なんじゃない?」
「たぶん、地下工場から港まで地下通路か鉄が走ってる。
   それが石中さんの部屋で観測された定期的な震動だ。」
「十分ありうる話ねえ。で、出入口はどうやって、探すの?」
「換気装置を探す」
「ああ、なるほどね。地下で活動するには喚起が絶対に必要だし、
   距離もそんなに延ばせないしね。で、目星はついてるの。」
「ああ、球場周辺の大神所有ビルのどれかだな。定期的に夜間に地下で動きがあるから、
   そのときに熱風の出ているビルが喚起装置のつながってるビルだ。」
「すごーい! そこまでわかってるんなら工場に侵入できるじゃない。」
「いや、まずは本部に報告だ」
「そうなの? なんだかもったいないなぁ。
   ねえねえ、どうせなら大神の工場をおさえて、私たちの手柄にしちゃおうよ。」
「そうだな」
「あー、たしかにこのままだと単なる憶測にすぎないからな。
   はっきりした証拠をつかんだ上で報告しよう。」
「やったあ! 喜んで協力するよ。」
(潜入開始…
「おい白瀬、こっちの現在位置はわかるか?」
「安心して。ばっちりモニターしてるから。
隊長には絶対にバレないようにしないとね…)
「ええっと…現在、地下5mね。でも、このルートで侵入して本当に大丈夫なの?」
どういうことか聞くリグス
「途中で、刃のついたファンが回ってるトラップとか…」
ゲームじゃあるまいし、と突っ込む。
「喚起装置には補修点検が必要だ。人間が通れないようにはなってるはずがない。」
それもそうね、とうなずく白瀬
「おっと、そこでストップ!」
「そこから下2mのところに動体センサーの反応があるわ。」
「ちぇっ、トラップはなくても警報装置はついてるのか。」
「ちょっと待ってて。
   ちょいと変電所にハッキングかけて、その辺に大規模停電を起こさせるから。」
「…………………………………な、なにぃ?! 本部の許可なしに、それはやりすぎだ!」
「はい、完了。予備電源が作動する前に降下してね。」
白瀬の行動に驚きと不安が入り混じった表情を見せつつ、了解するリグス
(地下工場へ…
「これが地下工場か。」
サイボーグの改造工場にしてはおかしいと違和感を覚える。
「こっ、これは?!」
(ヴィーン、ヴィーン!)
(侵入者、侵入者!)
「くそっ、こうなったら!」
(本部…
「へえ。それで、よく生きて帰ってこられたね。」
「う、うん、まあね。」
リグスは体中傷だらけである。
「それで、工場でなにを見たの?」
「…胎児がいっぱいいた。」
「胎児…えっ、生まれる前の赤ちゃん?」
「あれはサイボーグ工場じゃない。アンドロイド工場だ。」
どう違うのか尋ねる白瀬
「人間を改造したらサイボーグ。強化した人間を人工的に作ったらアンドロイドだ。」
とここで部長が出てくる。
「例のビルだがな、テロで爆破されたぞ。」
「それはテロじゃなくて、きっと大神グループが証拠を消したんですよ!」
「地下工場はどうなったかわからんが、
   とにかくお前のやったルートからの侵入はもう不可能だ。
   どうして先走って単独で調査したんだ。
   本格的なチームなら、こんなことにはならなかったのに!」
謝るしかないリグス
(オーナー室…
「地下工場への侵入者を逃した、だと?
   …どういうことだ。防衛体制は完璧ではなかったのか!」
大神会長に聞かれたイワノフは、
「それが、侵入者がCCRの者だったので担当者が対処に迷ったようです。」
CCRと聞いて不敵な笑みを浮かべる会長
変動:
やる気−1体力−50筋力+10技術+15変化球+10素早さ+10
体力最大値+2寿命−10白瀬好感度+8ムラッ気取得

誰がサイボーグだ?
定期:10月2週 後 リーグを制覇している
リグスくん、聞いたでやんすか?オイラたちが優勝したから、
   会長が優勝パーティを開いてくれるでやんす。」
「それなら試合の直後に、さんざんバカ騒ぎしたじゃないか。」
今度はお客様らしい。
大神グループの偉い人たちへのおひろめだそうでやんす。」
「ああ、なるほどね。堅苦しいパーティになりそうだ。」
湯田はいまから断食して準備するそうだ。
(湯田退場…
「ふうん、パーティねえ?」
新聞で確認するリグス
大神グループに属する企業の社長・会長クラスが一同に集まるんだな。」
「サイボーグ選手なら…?」
「…体の中に爆弾を隠し持てるな。
   パーティ会場で爆発させれば、大神グループに致命的打撃を与えられるじゃないか?!」
こうなったらサイボーグ選手を見つけださないといけない。
「でも、うちのチームにサイボーグがいるとしたら、誰だろう?」
「石中さんだろう」
(石中の部屋へ…
遊びにきたのかと聞く石中だが、リグスは別の用件だと話す。
石中さんは、サイボーグ同盟の一員ですね。」
「おいおい、なんだよいきなり。」
「とぼけないでください。なら、この部屋を調べてみましょうか?
   いや、調べる必要ありませんね。
   大事なのは、この、そこら中にある計測機器なんですから。」
「何を言ってるのか、さっぱりだよ。」
サイボーグ同盟のサイボーグがどうしてホッパーズに選手として潜り込む必要があったのか。
   それは…球場の地下にある地下工場を調べるためでしょう?」
「…………………………………………。」
「球場のすぐそばにありますから、この寮からだって地下の状態ぐらいはわかるんですよ。
   そのための震波測定器だ。
   でも、球場にあるはずの出入り口や警備状況、管理センターを探すためには…
   一軍選手として、球場に自由に出入りできる必要があった。」
「…失礼だな。オレは実力で一軍に上がったんだぜ?」
「ええ。でも、テロでバスが爆破されなければ、もっと時間がかかったかもしれません。」
「…………………………………………。信じてもらえないかもしれないが
   俺はアレには反対したんだぜ。だが、投手だと専属のトレーナーがつくからバレやすい。
   一方、野手だとベテランを抜くのが難しいのも事実だったからな。」
「! するとやはり!?」
「ああ、キミの推理は正しい。オレはサイボーグ同盟のリーダー、石中学だ。」
「しかもリーダーだったのか! …石中、逮捕するぞ。」
銃を突きつけるリグス
「見逃してくれないかな? とっておのき情報を教えてあげるんだが。」
「ふーん? じゃあ、一応その情報とやらを聞かせてもらおうか。」
CCRは政府の機関じゃない。大神グループの非合法組織だ。」
「…………………………………………ハァ?」
CCRというのは、実によくできたトリックなんだ。
   政府の秘密機関となれば、真偽を確認する方法がほぼ存在しない。
   国家の安全のためと言えば、口止めするのも簡単だ。
   政府関係者だって、自分が知らされていないだけかもしれないと考えるさ。
   そして、その装備とコネと人員を見れば誰だって本当だと信じてしまう。」
「おいおい、警察だって俺たちに協力してるんだぞ。」
「警察の幹部の中に大神グループの協力者がいるんだ。
   彼らが保証すれば、警察官も信用して協力する。」
「……………………装備は?」
大神グループの中には、軍や警察向けの装備を作っている会社がある。
   その試作品の分を回してるんだ。」
「…なかなかつじつまがあってきたようだな。
   だが、お前の言ってる事がでたらめじゃない証拠でもあるのか?」
「あるとも。俺たちはアンドロイドなんだ。」
「? それは知ってるが…」
「つまり、作られた人間だから絶対に普通の人間にはもどれない。」
「…………………………………………!!
   ちょっと待て。じゃあ、俺が捕まえた連中は?」
「とっくに処分されてるか、大神の研究所に逆戻りだろう。」
「…………ま、待て。たとえそうだとしてもCCRが政府機関じゃない理由にはならないぞ。」
「じゃあ、どうしてCCRは存在が秘密なんだ? 処分するしかない危険なアンドロイドなら、
   国民に注意を呼びかけた方がいいじゃないか。」
「…………信じられない。だが、言われてみればこれまでおかしなことも多かった。」
CCRは俺たち脱走アンドロイドを処分するための組織さ。
   だから、処分される前に大神グループを攻撃するか、地下工場を破壊しようとしたんだ。」
山形のロボット軍団はそのための兵隊か。」
「それは君の活躍でダメになった。だから、代わりにCCRをつぶすのに協力して欲しい。」
「なんだって?!」
「まあ、落ち着いて聞いてくれ。武装した非合法な組織が、
   一企業の利益のために活動してるんだぜ?
   よっぽど俺たちアンドロイドより危険じゃないか。
   それに、すでにその強引な捜査であちこちに被害が出てるんだろ?」
「……………………。」
「それに、なにも暴力的にやろうってんじゃないんだ。
   お前の知り合いにこの話をして活動停止に追い込めばいいんだ。どうだい、平和的だろ?」
「石中を倒す」
「いや、お前の口車には乗らないぞ!
   CCRの真実がどうあれ、君たちが危険なテロ組織である事実に変わりはない。」
「…………………………………………。
   それがキミの結論か。残念だよ。」
(ガシャーン!)
石中は逃げて行った。
「あっ、待て!」
(地下駐車場…
「はぁはぁはぁ…ようやく追いつめたぞ。」
「いや、誘い込んだんだよ。ここなら邪魔も入らないだろう?」
「……………………なるほど。」
「まったく残念だよ。日本シリーズを目前にして、
   ウチは優秀な二塁手を失うんだからな!」
(ミニゲーム…
「ぐっ…がはっ!」
「勝負あったな。」
「ふ、ふふふ…残念だ。せめて日本シリーズが終わってからバレればよかったのにな。」
「どうしてホッパーズ、いや地下工場にこだわった?」
「おちつかないじゃないか。自分を生み出した工場が、この世に…あるんだぞ?
   たとえ逃げ出したって…あの工場があるかぎり、オレたちは人間じゃないんだ。」
「…………どうして事実を公表しなかったんだ?
   大神の力は強くとも、守ってくれる人も多かっただろうし、
   まさにそれこそが、大神の恐れていたことなんじゃなかったのか!」
「みんな普通に生きたかっただけさ。実験台も、特別あつかいはゴメンでね。
   それに…プロ野球の選手にも…なれないじゃないか。はは、そんなもったい…ない…」
(ドサッ!)
「…………………………………………。」
変動:
   10001点以上→全経験点+30
8001〜10000点→全経験点+25
 6001〜8000点→全経験点+20
 4001〜6000点→全経験点+15
 2001〜4000点→全経験点+10
    2000点以下→全経験点+5

決闘
定期:10月4週 後
石中CCR大神グループの作った組織だと言っていた。
   このことを誰かに話すべきだろうか?裏切り者として追われることになるかもしれないが…)
「見てみぬふりはできない!」
「そうだ、白瀬なら、何か調べられるかも。」
(地下駐車場…
「なんですって?CCRが政府の機関じゃない?」
「そうなんだ。俺も、まさかと思ったけど自分で調査してみたんだからまちがいない。
   CCRの予算はすべて、兵器メーカーのゾウソウ工業から出ている。」
「…………それで、あなたはどうするの?」
「なんとかして、証拠を複数のマスコミに流す。
   すぐには問題にならないだろうけど、いつか疑惑が真相に結びつくさ。」
「ちょっと待ってよ。私達はCCRという組織の一員なのよ?
   それは組織に対する裏切りじゃない!」
「いや、だまされて利用されてただけさ。忠誠を尽くす相手じゃないよ。」
「…………そういうことは、あなたの後ろにいる隊長にまず相談すべきじゃないかしら。」
(選択肢をスルー…
「…………足音がしなかったから、俺の後ろには誰もいない。」
「…………ふうん、この程度のひっかけじゃ無理みたいね。銃を抜きなさいよ。」
「戦わなきゃいけない理由を聞いてもいいか?」
「あたしは、もっと前から自分の組織のことを知っていた
   ……………………これでオーケー?」
「知っていて組織に従うのか?!」
政府の機関でも、大企業の私兵でもやることは同じでしょ?」
「だが、そこに正義はない。」
「…………正義? ハハ、そんなものに興味はないわ。
   あたしは、ただ……………………生き残りたいだけよ!」
(ミニゲーム…
「うっ…………」
「急所ははずした。しばらく銃は持てないだろうけどな。」
「…………はぁはぁ…………こ、殺せるいちに殺しといた方が…………いいわよ?」
(バキ!)
「救急車は呼んでやるから、おとなしく寝てろ。」
(とある倉庫…
「…………………………………………!」
「………………………………リグス。わざわざ連絡してくるとは驚いたぞ。」
灰原が話しかけてくる。
「……………………けじめ、ですかね。」
「フン。それと一つ聞きたい。どうして白瀬を始末しなかった?」
「そういう気になれなかったからです。」
「…………やはりな。お前は、適正テストの結果どおりこういう仕事には向いてない。」
「その判断は、俺のちょっとした推理を聞いてからにしてください。」
「…………?」
CCRを作った人間の思考を追いかけてみたんですよ。
   まず、秘密は知っている者が少ないほど保ちやすい。
   でも、現場に出ない部長では凄腕ぞろいの捜査官を管理できない。
   すると、捜査員の動向を直接監視できる現場にリーダーを置くべきだ。
   CCRの本当のリーダーはあなたであなたを倒せば機能はマヒする。」
「………………………………前言撤回だ。お前は優秀な男だよ。
   そう、オレこそがCCRそのものだ。部長白瀬と同じく、部下の一人に過ぎない。」
「…………白瀬は、いつからそっち側だったんです?」
「…………3年前だ。彼女は情報を扱う立場にあったから自力で真相にたどり着いた。
   お前のホッパーズ潜入には、白瀬がお前に相談するのを防ぐという目的もあった。
   まあ、性格テストによって彼女が組織に反抗することはないと、わかっていたがな。」
「性格テストねぇ…………それなら、俺のこれからの行動は当然、予測ずみですよね?」
「………………………………当然だ。」
(バンバンバン!)
リグスの方が若干早く発砲しました
「…………………………………………。俺の勝ち、ですね。」
(シャッ!)
「な!?」
(どん!)
刀を持った灰原が襲いかかってくる。
「いててて…………くそ、サイボーグだったのか!」
「ほう…………今のをよく避けたな。次は、どうかな?」
(ミニゲーム…
「…………見事…………だ。」
(ドサッ!)
「…………………………………………。はぁ…………終わったか。」
(オーナー室…
黒駒部長大神会長が話し合う。
「ふむ、なかなかに刺激的な見出しだな。CCRのことが週刊誌に載ってるぞ。」
「情報源はわかっております。ホッパーズにいるリグスです。すぐにでも始末を…」
「ああ、それは必要ではない。それより、CCRを解体して存在した証拠を完全に消したまえ。」
「は?」
「アンドロイドの実戦投入に関するデータは十分に収集できた。
   CCRは見事に役割を終えたのだ。あとは、他の組織で十分対応できる。」
「しかし、ヤツのせいで…」
黒駒君。」
「はっ、はい。」
「彼は、プロ野球選手だ。公的な立場がある以上、
   そうそう好き勝手に動けないだろう。マスコミで監視するのも容易だ。
   だから、始末するのは本当に邪魔になってからでいい。なにより、もったいない。」
「……………………わかりました。」
渋々退室する部長
「…………とはいえ、このままホッパーズにおいとくのも問題だな。」
(球場…
(ざわざわざわ)
チームメイトがみんな集まっている。
リグス君、聞いたでやんすよ!」
「え、なんのことだい?」
「トレードでやんすよ、トレード!」
「あ、ああ。」
アキラに質問される。
「そうなんですか?で、どこの球団なんです?」
「ヤクルトだよ。」
「それで、今度はどういう任務なんでやんす?」
「…………………………………………任務?!」
「またまた、とぼけちゃって。
   リグス君が普通の選手でないことぐらい、とっくにわかってたでやんす。」
(な、なんだって?!アレ、でも…)
「………………………………ハァ。
   いや、期待してもらって悪いけど(今の)俺は、普通の選手だよ。
   今度のトレードも親会社の都合だろ。」
(地下工場の上に、事情を知ってる人間がいると都合悪いよな)
「本当に、そうなんでやんすか? がっかりでやんすねぇ。
   リグス君のミステリアスな魅力が薄れたでやんす。」
「ハハ、それは悪いことをしたな。でも、この3年間で俺も変わったよ。
   もう野球なしじゃ、やっていけないよ。」
「…………今さらそんなことを言うところが、みんなとズレてるでやんす。
   まったくおかしなヤツでやんす。公式戦で再会したときには、
   メッタメタにして野球の怖さを思い知らせてやるでやんす!」
「…湯田君にできるかなぁ?」
「ムキーッ!!」
(こうして、俺のCCRでの日々は終わりを告げた。
   大神グループが、いつまで俺を放っておいてくれるのか今はまだわからない。
   だが、許される限りは、この不安定な立場を楽しむこととしよう。)
変動:経験点ボーナスを獲得(多分「誰がサイボーグだ?」に準拠
   ゲームクリア

アルバムNo.10 ヒーロー
…………というわけで、今の俺は
一人のプロ野球選手だ。▼
大神グループやサイボーグたちが
また戦いをしかけてくるかもしれないが▼
そのときはまた、正々堂々と立ち向かう
つもりでいる。▼
俺は、この事件で最初から最後まで
正しいと思ったことを曲げずに通した。▼
これは、大きな自信と誇りだ。▼
そして、これこそが
ヒーローの報酬なのだ。▼

プロフィールNo.20 黒駒 新造
サイボーグ対策室CCR)の部長。
捜査員20名、支援者40名で構成
されるCCRの運営を担当している。
昔は優秀な人間だったようだが、
今は無能な人間になっている。

プロフィールNo.21 灰原
第3世代アンドロイド。
指揮官となるべく開発されたが、
そのために戦闘能力が下がってしまい
戦闘能力向上のために、再度
サイボーグ化が後に行われた。
大神会長の発案により、プロ意識を
高めることで、忠誠心は非常に高い
レベルに維持されている。
後に量産された。

プロフィールNo.22 金井
大神の地下工場を脱走した15人の
アンドロイドの一人。
装甲の強化と運動能力の両立をめざして
開発されたので、特殊能力はない。
その能力を生かして闇商売の世界で成功
し、違法な物品の売買に通じていた。

プロフィールNo.23 山形
大神の地下工場を脱走した15人の
アンドロイドの一人。
小型ロボット多数を指揮することの
できる「軍団長」タイプとして試作。
喫茶ロールパンのマスターとなって
幸せエキスを混入したジュースで
ボロ儲けしていた。

サイボーグ対策室―通称CCR
確か発売前のファ○通などでは専らサ対室という、
微妙な略し方が使われていたていたと記憶している。
それがCCRになってだいぶクールな感じが出たと思う。
多分綴りはCybenetic organism Countermeasured Room
サイボーグに対策する部屋を訳すとだいたいこんな感じである。
その正体が判明するイベントは、一度見るだけではイマイチ意味がわからなかった。
何度も何度も繰り返し見ることでなるほど、と思えてきた。
みなさんはどうかわからないが、
僕はそういった所にこの特命ハンター編の深さを感じ取ったのである。
このイベントに登場したアンドロイドたちはみな非望の死を遂げている。
なんというかかわいそうで仕方がない。
石中
みんな普通に生きたかっただけさ。
というセリフは非常に重みを持った言葉のように思う。
彼らの、最後まで戦い抜いたその姿勢に心からの拍手を送りたい

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