小野映子

「あれえ、バレました?
 だってカロリー計算は結構面倒だし、やっぱり食べる人に喜んでもら…」


小野映子という女性
ランダム
リグスの帰りを寮の前で出迎える映子
「今日の晩ご飯は韓国風です。期待しててくださいね〜♪」
映子は行ってしまった。
小野映子さんって、いったいどういう人なんだ?」
「あの人はダメでやんす。」
「ダメ?」
「とっくに結婚して子供もいるらしいでやんす。がっくりでやんす。」
「ああ、そういう意味ね。」
「それ以外に、どういう意味があるんでやんす!」
「でも、子供って…世話しなくていいのかい?」
「ああ、今年大学卒業だそうでやんす。」
「…………。大学卒業!?ちょっと待て、小野さんっていったいいくつなんだ!?
   せいぜい20ぐらいにしか見えないぞ。」
「だからオイラもだまされたでやんす!オイラの純情を返せでやんす!」
(…何があったんだ?)
変動:体力+20仲間評価−2

年齢調査
ランダム:「小野映子という女性」発生済み
「あれ、なんですその機械は。」
エーベルによると肉体年齢を測る機械らしい。
「トレーニングに導入する予定なんだ。」
「そうだ、これでやんす!」
「ふっふっふ。エーベル先生、この機械はべつに選手以外でも使っても大丈夫でやんすよね?」
「ああ。それが一体どうしたんだ?」
(食堂…
「なんですか、いきなり。あれ、リグスさん先生まで。」
「ちょっとここに座るでやんす。」
「はぁ、ここ、ですかぁ?」
(なにを始める気だ、湯田君?)
(クックック、長年の謎だった小野さんの実年齢をついに暴く時なのでやんす!)
(でも、この機械って…)
「おお、結果が出ましたぞ。ほぉ…ずいぶんお若い肉体をしていらっしゃる。」
「まっ、いやですねぇ。先生がおっしゃると、なんだかとってもいやらしい感じですよぉ。」
「え、いや…そ、そうですか?こりゃ照れますなぁ。」
「それで、何歳だったでやんす?!」
小野さんの肉体年齢は…8歳!」
「は?それはあまりに若すぎでやんす。」
肉体年齢と実際の年齢は無関係だと教えるリグス
(でも8歳って…?)
「ぐぬぬぬ…この際、オイラたちのも測るでやんす!」
(測定中…
湯田、31歳!リグス、12歳!」
「…その機械、絶対におかしいでやんす。」
「…俺もそう思う。」
変動:体力+20仲間評価+1

経歴詐称
ランダム:「年齢調査」発生済み
「…小野さん?」
「はい、なんでしょうか。」
「…どうして、ウソをついてるんです?」
「あれえ、バレました?だってカロリー計算は結構面倒だし、やっぱり食べる人に喜んでもら…」
「いやいや、料理のことじゃなくて!…履歴のことですよ。」
なにか間違ってたかととぼける映子
「…年齢は20歳もごまかしてるし、大学に通ってる息子さんどころかまだ未婚じゃないですか!」
「…………。だって、好きな人がいるんですもの。」
「若い女性が、独身のスポーツマンでいっぱいの寮で働くんですよ?
   なにか間違いがあったら、どーするんですか。」
「いや、どうすると言われても。」
「そんなことより、どうして球団に提出した履歴書の内容をリグスさんは知ってるんですか?
   いや、それより、どうやってわたしの本当の年齢を?」
「えっ、いや、ちょっと。」
CCRの調査、とは言えないよな。)
「とにかく、他の人にそのことは秘密ですよ。」
はいと答えると映子はどこかへ行ってしまう。
(雇用時にサイボーグ検査は十分にやったらしいし、調査対象からはずしてもいいか。)
ふと映子が戻ってくる。
「はい、買収のオレンジペコです(はあと)」
「あ、どうも。でも、紅茶一杯で買収ですか?」
「じゃあ、クッキー1個おまけです。」
変動:体力+10

プロフィールNo.32 小野 映子
大神の地下工場を脱走した15人の
アンドロイドの一人。
特殊能力はないが、基本能力は高い。
もっとも最大の特長は、人間と区別が
つかないことである。
第3世代アンドロイドは、彼女の
コンセプトの延長線上に開発された。
大神グループも地下工場も関心がなく
仲間との平凡な生活を望んでいる。

以上に書いたのは彼女の連続イベントの詳細だが、
実際重要なのはバッドエンドの際にCCRに逮捕されるイベントである。
上でリグスは丸め込まれるが、彼女はサイボーグ、いやアンドロイドであった。
それは試合などのたびに石中と話をしているところからもわかる。
筆者はバッドエンドが嫌いなのでそのイベントは省略させて戴いた。
だが、それを考えると経歴詐称の理由は正しくとも
好きな人がいるというのはウソではないかと思えてくる。
そもそもそれが誰を指すかという見当もつかない。
おそらくアンドロイドは一般人と結婚できないであろうから
誰かを好きにならないためにああいった偽装をしたのだろう。
これもアンドロイドの悲しい宿命の一つである。
映子を端的に表現すると、結局は謎な人物という一言に尽きるだろう。
そのおっとりとした性格ゆえに最後まで捕まらかったが、
その時には凄い運動能力を披露してくれる。
その時はとっても悪役っぽいが、石中とのやり取りを見る限り
彼女はアンドロイドとしてはとても平和主義者である。
石中も言っていたが、
みんな普通に生きたかっただけ
これは映子の心の叫びそのものである。
そんなことやマイナスイベントも少ないこともあり、
彼女には全体的に好印象をもっているユーザーも多いのではないだろうか

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