2006.3.16 広島vs.東京ヤクルト@神宮


広  島 030 010 000|4
ヤクルト 010 001 100|3

勝 黒 田さん2試合1勝
S Mr.ベイル4試合1S
敗 川 島さん1試合1敗
本塁打 木村拓さん1号(川島さんMr.リグス2号(天野さん

プロ野球研究会として今年最初のオープン戦観戦です。
信濃町駅前のビニコンにて3人で待ち合わせ。
ユースケが11:45、KPBが12:00、リョウが12:15に到着するという
なんとも息のあった3人組です。尚、サード村田氏はハマスタに行ってるみたいです。

さて早速神宮へ。途中、野球選手のブログの話で盛り上がる。
古田のブログとかトラックバックの数やばいよなと話していると
ふとユースケKPBのブログでトラックバックがマイナスの時もあることを思い出した。
古田は800で、俺は−4…格の差を痛感するとともに3人で思い切り笑った。

さて神宮が近づいてくる。KPBはふとヤクルトの帽子を被り始めた。
リョウが「すいません、嘘つきがいます」と突っ込むが
カムフラージュのために仕方のないことなので構わずそのまま球場へ向かった。

ファンクラブの会員証の使い方がイマイチわからないので
まだ会員証が届いていないリョウがチケットを買ってからにしようと
ひとまず売り場の方へ向かった。

だが突然変なおっちゃんに声をかけられた。
「ねえ、君たちチケット持ってる?
 いや、これ余ってるから使って欲しいんだけど。もったいないでしょ?」
いやー神宮にもダフ屋いるんだなぁと感心していたがどうも様子が違う。
ユースケが会員証で入れるから要らないと答えると
「じゃあ持ってないの誰?君か。」
リョウにおもむろにチケットを手渡した。なんと金は取られなかった。
謎のおっちゃんから貰っちゃいました
↑こんな感じのを貰った。内野自由席ということでがっかり。
まだあるそうなのでついでにKPBも貰うことにした。
懐から取り出したのだが、なんとその数が尋常じゃない。
50枚くらいはあったんじゃないだろうか。
なんだか怖くなってひとまずその場を離れた。

普通にリョウは外野自由席券を買い、みんなでファンクラブの引き換えに向かう。
おっちゃんからもらったチケットってGPSでもついてんじゃねえの?
と、さっきのことについて話し合う。
結局はあれは余っているとは言わない、配っているだけだ。
要は怪しい、怪しすぎる、使うべきじゃないという結論に至った。

さて、ファンクラブ事務局へ。KPBのヤクルトキャップのお陰で
何の問題もなくユースケと二人は無料でチケットを手に入れた。
どっかで見たことがあるような…
↑なんと、高井さんのバッジつきです。豪華ですね〜
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……………………………………………………………………んっ?
これってさっき貰ったのと一緒じゃねえのか!!!???

おいおい…内野自由席って書いてあるけどいいのか?
話が違うじゃねえか!外野無料招待ってゆうてたやろ!

まあどうせ係りのあんちゃんはいい人が多いから話せばわかるだろう。
と、普通に外野の入り口へ向かう。

「あの…これ内野券なんですけど確か外野招待じゃなかったでしたか?」
「大丈夫ですよ。ただ外野から入ったら内野には行けませんよ。」
「それは構わないです。」(てかこれならリョウは券買わなくて済んだじゃん…)

と難なく検問をパス。わざわざ内野になんか行きませんよー。だって人居ないぢゃんw
ちなみにこの後さりげなくKPBがヤクルトのキャップをバックにしまい、
3人とも何食わぬ顔でレフトスタンドへ入っていったなんてことは口が裂けても言えない。

意外とレフトに人が入っていてびっくり。
ライトのガラガラっぷりはそれ以上に驚いたが…

オーダーはこんな感じだったと思う。
1 挑戦者東出 CF
2 天才前田 DH
3 コング栗原 3B
4 赤ゴジラ RF
5 なぜか石原 C
6 三冠王浅井 1B
7 永遠の若手森笠 LF
8 キムタク 2B
9 若武者松本 SS
P 日本のエース黒田

1 三木ひつ SS
2 我等がリグス様 1B
3 ブラジルユウイチ DH
4 ベネズエララミレス LF
5 アメリカラロッカ 2B
6 即戦力武内 RF
7 粋な男宮出 CF
8 ポスト古田米野 C
9 やっぱこの球団早稲田卒多いな田中浩 3B
P 若きエース川島

間違ってるかも、うろ覚えです。
さて試合についてつまみながら書いていきます。

1回表【川島さん】
初回は挑戦者東出のセカンドゴロから始まりました。
これで今日のカープナインの狙いは
ラロッカさんに飛ばしてケガをさせる
これであることが判明。選手の心意気に3人とも感銘を受ける
その後前田さんの激走により1・3塁のチャンスを作るも嶋ゴジラがゲッツー
今日の拙攻は初回から始まっていたのです。

1回裏【黒田さん】
リグスさんがサードへの内野安打を放つ。
やっぱり彼の足は素晴らしい。
だが当然黒田さんの150キロ近い速球の前に後続は倒れ無失点。

2回表【川島さん】
石原さんクリーンナップの役目をきっちり果たしてツーベース。
その後森笠さんのタイムリーツーベースが飛び出す。
どちらもセンターへの打球が物凄く伸びた。
今日の川島さんの球はあまりに軽すぎでした。
そんなこともあり直後にキムタクがツーラン。
「もったいないよ…シーズン中に打てや…」(byユースケ
続く高明さんが果敢にセカンドを狙い打ちましたが願い叶わず。
ちなみに東出さんがヒットを打ってます。今日の川島さんはダメでした。

2回裏【黒田さん】
いきなりラロッカさんがツーベース。
「ベース回るときにこけてくれないかな〜キャプラーみたいに。
3人で祈ったが届くことはなかった。
武内が進塁打を放ち、続く宮出が犠牲フライ。
某アメリカの某マルティネス監督のように抗議して欲しかったですね。

3回表【川島さん→田中充さん】
石原と連打を浴び、ピッチャーが田中充さんに交代。
「なめとんのか!そんなにスコアボードに田中浩と田中充を並べたいんか?
 それにしてもや、これでバッターがハマの田中充やったらごっつわかりにくいな。」
と文句を言っているうちに三冠王浅井さんはショートライナーに倒れてしまう。
これはランナーは悪くはないが、結果はダブルプレイ。
早くも残塁5です。7安打で3点です。本当に(ry

3回裏【黒田さん】
1番からの好打順をピシャリと締める。
予定通り黒田さんはこの回で降板。完璧なピッチングでした。

4回表【田中充さん】
森笠さんを一塁に置いて右打席はキムタク
両打席本塁打に期待がかかります。
だがキムタクは大きいのを狙うことなくエンドランを仕掛けてきました。
いい感じの打球が飛ぶも、伸び過ぎてセンターフライ。
ここで何を思ったか森笠さんが一塁に戻ろうとしない。
リグスさんにボールが転送されて難なくツーアウト。
「アウトカウント間違えたんか?ツーアウトだと思ったんか?
 でもまだノーアウトやし、あんた先頭打者やったからそれぐらいわかりよるやろw

4回裏【長谷川さん】
期待に反してラミレスラロッカ宮出をピシャリと抑える。
戦力外と査定していたユースケ
右の中継ぎとして計算することも考えてやる
と言っていました。なんせコントロールがましでしたから。

5回表【田中充さん→上原さん】
東出さん挑戦者らしくセーフティバントに挑戦
あえなくキャッチャーゴロ
「それじゃ送りバントにもなりませんが何か?
前田さんに華麗に打たれてピッチャーは上原さんに交代。
その後嶋さんがセンターオーバーのスリーベースを放つ。
今日はセンターへの打球がよく伸びました。風のお陰です。
続く石原さんが歩いて1・3塁。
バッター浅井さんのところでなんと石原さんディレートスチールをしかける。
結果は見事に成功。巧かったですね。でもなぜか本塁で嶋さんが憤死。
またしても残塁が2つ増えてしまいました。

5回裏【長谷川さん】
米野さんにフォークをレフトへ運ばれる。
やっぱ変化球はちょっとダメのようです。
でも後続を断ち無失点で降板。シーズンに期待が持てます。

6回表【佐藤賢さん】
左対左の対決となった浅井さんの打席。
「じょーがい ホームラン 浅井!」の大コールが届いたのか届かなかったのか、
浅井さんなぜか執拗にセーフティーバントを繰り変えす。
結局2回とも失敗して追い込まれ、仕方なくセンター前にヒットを打つことにする。
続く森笠さんが連打を浴びせ、両打席本塁打の期待を跳ね除けてキムタクさんが送りバント。
1アウト2・3塁のチャンスを作るも後が続けず。
東出さんは追加点など無視してラロッカさんを狙ってました。(=セカンドゴロ)

6回裏【天野さん→仁部さん→Mr.マルテ】
満を持して現れたのは「炎上系アマノ式」こと天野投手
ライトスタンドで「えんじょーけーえんじょーけーあーまの式♪
という大合唱が始まる(嘘。ちなみにその人数は数十人も居ません。
ライトスタンド全部でその程度しか居ないんです(ほんとうーん、流石F−プロジェクト!
だが、そんな僅かな歓声も我等がリグス様には充分だった。
華麗にレフトへ2号ソロ。今年は3割30本いけますね、これは。
アマノ式右のワンポイントだったようであっさり降板。(何しに来たんや!)
さて、4番手として「日本球界最小の男」仁部がマウンドに上がりました。
監督に目をつけられるだけあって軽くユウイチさんを一捻り。
1/3回を無安打に抑えるパーフェクトリリーフを魅せ、マウンドを譲る。
そしてついに主役が登場。「ピッチャー変わりまして、ベクトル・マルテ
このアナウンスに、思わずレフトスタンドから大歓声が上がる。
その大胆な担ぎ投げから放たれる快速球は常時150キロ近くをマーク。
魔球ナックルを封印しながらもラミラロ砲を完璧に抑える。
ちなみにマルテとマルティネスとは別人なのでご注意を。

7回表【石堂さん】
石堂うぜー」(byユースケ
ヒットで出塁した前田さんの代走としてついに梵選手が登場!
一番盛り上がったかもしれません。
だが気が付いた時には牽制死…井野さん、ちょっと多めに見て下さいよ…」
お陰で打撃開眼中の廣瀬さんのツーベースで点を追加できませんでした。
いつの間にか出ていた倉さんが打てば良かったのですが…

7回裏【Mr.マルテ】
いきなり武内さんにデッドボールを与えてしまう。
「おいおい…当てる相手が違うやろ…ラロッカに当て(ry
この後巧く攻められ、1アウト2・3塁から田中浩さんに犠牲フライを浴びてしまう。
三木さんに代打が出たところでマルテさんはお役御免。佐竹さんがマウンドに向かう。
ちなみに代打はヒップマナカマンことケツ打法真中
ちなみにピップエレキバンとかけたつもりです…すいません…
だがここで代打の代打、土橋さんが送られてしまう。
「オープン戦なんやから別にええやん…真中さんがかわいそうやろ…」
怖い怖い土橋さん佐竹さんが気合で抑え、なんとかチェンジ。
ちなみにこの時点でスコアは4−3で広島ですね。凄い緊迫したいい試合です。

8回表【石堂さん】
そういえばリョウは所用のため居なくなってました。
ここら辺からはKPBユースケだけで観戦していました。
この回は珍しく無安打に抑えられる。みんなぶつけられるのが怖かったんでしょうね。

8回裏【永川さん】
勝利の方程式の一翼を担う永川さんが登場。
レフトスタンドはこれで勝ったなと安心モードに。
だがここで突然猛烈な雨が降ってくる。つい一分前までは何もなかったのに
気が付いたら凄い雨。荷物も服も一瞬にしてずぶ濡れでした。
選手も観客もあっという間に屋根のある所へ走って行ってしまいました。
だが二人は逃げ遅れてしまい。まともに雨の被害を受けてしまう。
でも雨は一瞬で止みました。試合が中断したのもたった6分程度です。
でもその一瞬で球場はこの有様…↓
なんで皆いなくなっちゃうんだよ…
みんな帰っちゃいました…薄情者です。一部は何食わぬ顔して戻ってきましたが。
リョウはこれを見越して先に帰ったのかもしれません。
再開するといきなり度会さんにツーベースを浴びてしまいました。
「手が滑るんだから少しは手加減してやれや…」
ユウイチさん倒れて打席にはいつの間にか出ていた城石さん
ライトからの声援はなんと「前へ 飛ばせ 城石!
凄い応援方法です。なるほど、前へ飛ばしゃあいいんだな、と
城石さん必死でバントの構えをする。でも永川さんの放つ赤いレーザービームに
バントが通用するはずもなくあえなく立て続けに失敗。結局サードゴロ。
同じくいつの間にか出ていた志田さんを軽く料理し、見事最終回のベイルさんにつなげます。

9回表【五十嵐さん】
いつも通りファンサービスで亮太さん登場。
最初はあまりスピードが出ず、高明さん東出さんに連打を浴びてしまう。
ここで打席には2006年度の新人王、梵さん。
本来スタンドの雰囲気が最高潮になる場面でしたが
ベンチのサインは送りバント。しかも応援歌がわからない…
トランペットも練習不足が否めず、巧く聞き取れませんでした。
一番代走で出てきたときに盛り上げた梵さんでしたが
打席は一番盛り下がってたかもしれないです。
応援歌を聞くのに必死で立ったり座ったりするのもみな中途半端でしたから。
ですが、バントは見事でした。セオリー通りにサード前に転がしました。
またしても1アウト2・3塁。相変わらず追加点を取れなかったのは言うまでもありません。
「はい、今日は12残塁でしたがなにか?」

9回裏【ベイルさん】
代打の福川さんを軽く三振に斬って取る。安定感抜群の立ち上がりです。
だが直後の宮出さんにヒットを浴びる。これは彼が巧かったです。
続く米野の打席で「代打、俺」もあるかなと思ったのですが残念です。
軽く打ち取るも続く田中浩さんにヒットを打たれ2アウト1・2塁。
長打がでればサヨナラの場面でバッターは土橋さん
規定により引き分けも頭をよぎります。
ライトスタンドはこれ以上ない盛り上がりでしたが、
ベイルさんがきっちりライトフライに抑えてゲームセット。

編集後記

やっぱ記念すべき最初の観戦記という事で長く書いてみました。
途中で飽きないように配慮はしたつもりですが、つまらなかったらすいません。

本日の収穫

リョウの場合
黒田はよかった、もう何も心配することはない
長谷川もよかった、ちゃんと構えたところにいってたし、これなら中継ぎで十分使えるかも!?
天野ダメだ、はいクビ〜。まあさすが炎上系、期待を裏切らないな(ぇ
マルテもいい感じ、球速速いね〜…
栗原は相変わらずいい感じ、今年は大ブレーク必至だな
石原ダメだ、リードが全然ダメ

KPBの場合
・ヤクルトのファンクラブ会員証でレフトスタンドに入れることがわかった
・今年のリグス様は何かやってくれるとわかった
・帰りに広島のメガホンを拾ってセリーグ制覇を達成した
・今度はデジカメを持っていってもっと見栄えのする観戦記にせねばと感じた

ユースケの場合
僕も広島ファンなので、リョウとかぶるが気にしないでほしい。
KPB観戦記第一号記念ということで出場した全選手に言及しよう。
「前日」というのは、僕が前日のロッテ戦を見に行って確認したものである。
投手
・黒田……素晴らしいピッチングだった。何も心配していない
     強いて言えば曲がりを大きくしたスライダーの曲がりがいまいちだったことくらい。開幕投手確定。
・長谷川…常時140km台後半のストレートが低めに集まっていた。キレもあったようなので開幕1軍は当確か
・天野……炎上系、炎上系、アマノ式〜♪さようなら。
・仁部……きっちりワンポイントの仕事をこなす。
     ここのところ安心してみていられる。監督の評価が高いのも納得。
・マルテ…担ぎ投げだが140km台後半のストレートの球威・球のキレはすばらしいラミレスラロッカ
     思いっきりボールの下を振っていた。変化球は見せ球にしかならなさそうだが
・佐竹……抑えたけど気が気じゃない。怖かった。でも前日の広池よりはましだった。
・永川……雨の中よくがんばった。ボールが滑ってたようだがどうにかコントロールできていた
・ベイル…連投だが何の心配もいらない。相変わらずほとんどストレートだなあ。
野手
・東出……昨年までの東出には見えないくらいのバッティングだった。守備も外野の方が適性ありと見える。
・前田……全く問題なし。さすがは前田。本人も言っていたが、いつかはバントをするのだろうか。
・栗原……振りは鋭かった。このまま行けば開幕3番か?
・嶋………絶好調。軸はぶれていない。左投手の逃げるボールにも対応できていることも前日に確認。
     開幕4番も見えてきた
・石原……何気にバッティングはいいかも。ここのところボールが見えているようだ。
     ただリードに進歩が見られない。開幕スタメンは厳しいだろう。
・浅井……ライナー連発。セーフィティーバントは…まあいいや。今年も代打はまかせた
・森笠……外野の層の厚さがかわいそう。非常に状態がいい。
     他球団なら1〜3番あたりを打ってもおかしくない交流戦では出番が増えそうだ。
・木村拓…打撃はホームランよりむしろカットで粘るしぶとさを確認できて安心した。
     今年もユーティリティーぶりを発揮してくれそうだ。
・松本高…攻守に進歩はうかがえたが、梵と山崎の牙城を崩すのはきつそうだ
     高卒3年目と若いので、今後もアピールを。
・梵………牽制死はドンマイ。バントはやはりうまかった。開幕スタメン確定かと。
・広瀬……打撃フォームを変えた効果はきっちり出ている森笠とともに交流戦で出番は増えるだろう。
・倉………打つほうはそれほど期待していないが、昨年よりちょっとはいいかもしれない
     リードは何の心配もいらないだろう。
総括
ここまでオープン戦好調の広島、要因はまちがいなくブラウン監督によるチーム改革にある。
良くも悪くも積極的なプレーが増えたことで、
昨年までのヘボ監督時代にはなかったものが現れ、確実にチームは生まれ変わった
特に投手陣。ここまでのチーム防御率は2点台中盤と信じられないような数字である。
打線もチーム打率は3割を超えておりホームランも13本1試合平均5.33点をとっている(3月16日現在)。
シーズン中もこの調子で戦ってくれることを期待する。

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